最前、下手1番から。

 SKE48 Team E「声出していこーぜ!!!」公演 菅原茉椰生誕祭に当選し、なんと最前中央(A-13)で観ることができた。この文章は帰りの新幹線の車内でなんとかこの興奮を出力しようという思いで繰り出している。

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(生誕委員のセンスには毎回驚かされる)

 コロナ禍でのB列最前は経験しているが、A列に座るのは今回が初めてであった。このふたつは同じ「最前」でもわけが違うことを身にしみて感じた。幕が開く前のメンバーの会話も聞こえるし、「Loose control」での静寂を切り裂く足音もはっきり聞こえる。「声出していこーぜ!!!」で誰かが歌い出しをミスったことだって、「横浜」でゆうかたんの髪飾りの一部が落ちてしまったところも、「キラスキ」でここなさんが高音をちょっと出しきれなかったことも、これらは初めてこの演目を観たH列からでは見えなかったことだろう。一応言っておくが後段をディスりに使いたいわけではない。むしろこれがライブの醍醐味じゃないか。

 それに何よりメンバーと信じられないくらい目が合う。1曲目でもうさとかほに殺されかけて、自己紹介MCでトドメを刺された。さとかほに限らず目が合ったり遊んでくれたメンバーは例外なくお見送りで「良い」反応をくれる。ちなみに「目が合ったよね」と言ってくれたメンバーがいたが、その子と目が合った記憶がなく、取りこぼしを悔やんだ。ユニットでその子のサイを振っていたのでそのときかな...? などと今更。

 最前でなければ茉椰さんをひたすら見ていただろう。いや最前でもそうしろと茉椰さんは言いそうだ。それでも僕は、他の気になるメンバーだったり、その瞬間目の前にいるメンバーにも目をやることで、高揚感を得ていく。限界かと思われたレス量をさらに超えてゆくのだ。イメージ的には銅イオンにアンモニア水を加えたときの、いったんは青白色沈殿が生じるが、過剰にアンモニア水を加えると錯イオンを形成してふたたび溶解することに近いと思われる(たぶん違う)。ほら、さとかほに殺されたから化学の比喩使いたくなっちゃうわけ。

 この「最前での興奮」をSKE48劇場でようやく感じることができてうれしく思う。毎回さとかほに遊んでもらっているのでいい加減会いに行かねばと思っているが、今回はさすがにやばすぎた。いや1回握手券買ったんですよ。でもコロナでなくなっちゃった。会いに行ったら最後、戻れないような恐怖をすでに感じている.........。だってさっき自己紹介MCで殺されたって言ったじゃん? あれ茉椰ちゃんの自己紹介トークのときだったのよ。僕がもう少しチョロかったらあそこで推し変。間違いない。語感が似てるのでこの曲でお別れしましょう。それでは。